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flow CREATION NOTE

クリエイション ノート

漫画家・手塚治虫の名作「火の鳥 黎明編」を
コンテンポラリーダンスと言葉で舞台化。
バレリーナに心を奪われペンを走らせた手塚のように、
我々ヒクトは、舞台上に身体を走らせる。
この 時代を生きる身体のフロー(流れ)は、
舞台上で私たちの確かな存在の在り方をダンスする。
今を生きるわたし、あなた、わたしたちにとって
「火の鳥」とは何だろうか。
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フロー

演劇 × ダンス HIxTO 新作舞台

構成・演出・振付 庄 波希

2025
7/12 (土)、7/13 (日)
西宮市民会館 アミティ・ベイコムホール

ナギ   ・・・ねえ、グズリ、なぜにんげんはしぬの?
グズリ  いのちがなくなるからだ。
ナギ   いのちがなくなったあとは、どこへいく
グズリ  土にかえる。

ナギ   土にかえるなんてつまらない。
     おれはしなないからだがほしい。
     だから、火のとりをつかまえる。

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flow

Flow=流れ、流動、循環
生命の循環や分子の流れ
命の進む様、流動する人々の群れ
ダンス的身体の浮遊感、流れるような軌道
​導かれる身体

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庄 波希 : 構成・演出・振付

演出家、ダンサー、HIxTO 代表。1995 年宝塚市に生まれる。幼少期にダンスを始め、大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業。 罹病体験をキッカケに、身体表現を手段とした生きるを問う作品を創作する。

このたびは本公演『flow 手塚治虫「火の鳥」より』にお越しいただき、誠にありがとうございます。 私は兵庫県宝塚市で生まれ育ち、幼い頃から手塚治虫さんの作品に親しんできました。なかでも『火の鳥』は、生命の根源に触れるような問い が散りばめられた、特別な存在です。漫画内で争いの中、ナギが「おれは死にたくないだけなんだーッ」と叫ぶシーンがあります。この無垢な 叫びに触れたとき、私の中に流れ続けている「命」というテーマや手塚作品の問いは、私たちの身体をフローさせ、ダンスさせ、舞台芸術を創 造させる。その衝動が、この作品を創るきっかけとなりました。 命はやがて血に還り、血はまた次の命へとつながっていく。抗えない「流れ(flow)」の中で、私たちは生まれ、生き、そして去っていきます。 この作品では、その「流れ」や、人生に向き合う姿勢を、言葉と身体を通じて描いていきます。舞台上のさまざまな出来事(シーン)は、すべ て「命」というひとつの源にたどり着くための断片であり、祈りでもあります。『火の鳥・黎明編』の物語世界にインスパイアされながら、私 はこの作品を、「いま」を生きるあなた、そして私自身の物語として立ち上げたいと創作しました。

本日はどうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。

キャスト&スタッフ

原作 : 手塚 治虫「火の鳥 黎明編」より

構成・演出・振付 : 庄 波希

ドラマトゥルク : 石本 興司

出演 : 井場 美穂、岩田 志陽、衛藤 桃子、小川 満里奈、川上 真、國友 渚紗、ciel△、階戸 ひめの、篠塚 美沙、仙人、仙波 晃典、平 直樹、田中 結、

張 紫璇、津田 和輝、中村 ちはる、中本 遥南、長谷川 陽菜、ふくい さほ、森 楓、もり ふみこ、森田 学、吉岡 宙、渡辺 明日香 ( 50 音順 )

 

音響 : 株式会社 夢咲
照明 : 十河 陽平
舞台監督 : 高橋 秀彰
宣伝美術:小堀 愛永
制作サポート : 川原 美夢、吹田 奈穂子

企画・製作 : HIxTO

企画協力 : 手塚プロダクション
主催 : ( 公財 ) 西宮市文化振興財団、HIxTO
共催 : 西宮市
助成 : 令和 7 年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業

本公演の実施費用の一部は、アミティサポートクラブ(公益財団法人西宮市文化振興財団 賛助会員 ) よりの寄附金を充てて開催しています。

​HIxTO

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