からだを置いたり、声を投げたり。
作成者 こほりまなえ
2026年9月27日(クリエイション日誌)
この日は、作品の冒頭から中盤までを通し、全体の流れがかなり見えてきた稽古となりました。
身体を使って通してみた感想は、まず「からだいっぱい使ったなー!」ということ。動きの量だけでなく、声や呼吸を含めて、自分の身体全体で取り組んでいる感覚がありました。
これまでHIxTOの舞台では、「自分の身体のセンサーを全開にして、その作品の中を過ごしてみたら、自分はどうなるんだろう?」ということを大切にしてきました。
今回の稽古では、そこからさらに一歩進み?戻り?「身体を使う」とはどういうことなのかを、あらためて考えています。
声も身体表現の一部として組み込まれているため、動きや発する音を、どのように空間へ置いていくのか、自分の身体から生まれたものを、なにに向けて、どのように届けるのか。ひとつひとつ丁寧に探っていきたいと思っています。
今回のタイトルは「コネクション」。
「繋がる」ということを意識すると、身体の置き方や声の出し方も変わってきます。
空間と繋がるために身体を置く。
相手と繋がるために声を投げる。
自分の内側だけで完結するのではなく、空間や共演者、そこにあるものすべてと関係を結びながら動く。そんな感覚を、今回の稽古で育てていきたいです。
では…お客様とは、どのように繋がることができるのでしょうか…?
私は観劇をした時、舞台上の人たちと一番「繋がれた」と感じるのは、カーテンコールの時間です。演者やダンサーが作品の外へ出てきて、客席にいる自分たちに会いに来てくれたように感じます。
「繋がる」という意味では、とてもわかりやすい時間なのかもしれません。
でも、作品の中では、もっと別の繋がり方があるはずです。
もしかしたら、1時間の作品の中で、お客様と直接繋がるのは、私ではなく、約30名の表現者のうちの誰かかもしれない。もしそうであれば、私は、その人やそのシーンに向かってお客様が繋がっていけるような、準備やアシストとなるような役割を持ちたい。
自分が中心になって繋がるだけではなく、誰かと誰かの繋がりを生み出すことも、「コネクション」のひとつなのではないかと思ったり…。
これから10月の稽古では、作品の中でどのような繋がりを生み出せるのかを、ゆっくり、じっくり考えていきたいです。自分の身体や声をどう使うのかだけでなく、他の表現者やお客様との関係の中で、自分がどんな役割を持てるのかも探っていきたいと思っています。
HIxTOの舞台は、幕が上がるまでクリエイション。
常に変化しながら生きている作品の波に、サーフィンしているような感覚ということみたいです。
10月はロング稽古も多くなります。
作品がどんなふうに変化し、どんな繋がりが生まれていくのか。
これからの時間がますます楽しみです!!





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