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ヒクトの新作舞台  演劇×ダンス

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2025
7/12 (土)   17:15開場  18:00開演
7/13 (日)   14:15開場  15:00開演

西宮市民会館 アミティ・ベイコムホール

(兵庫県西宮市六湛寺町10−11)

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​HIxTO ヒクト

ヒトとヒトがクロスするヒクトは、 身体性を信じているヒトが集結しコンテンポラリーダンスや演劇を手段として 身体で生きる を問う。「身体から社会をデザインする」をキャッチコピーに芸術表現活動をしている。

身体から社会をデザインする活動とは?
 2 人以上が交わる状況を社会と捉え、プロジェクト毎にメンバーを集めることで、その時、その人たちでしか作り出せないことを大切に活動を行なっており、主に、舞台製作、映像製作、ワークショップ、クリエーション企画などの芸術活動を通して、様々なクリエイターが流動的に集まれる場づくりを目指している。
 
そんな、コミニティでもあるHIxTOは、アーティスト/クリエイターが協働し、舞台芸術、ダンス、様々なプロジェクトにより感動と特別な高揚感を立ち上げ共有できる組織。日々変動する社会の中で、身体だから共通して伝わる事が必ずある。この“身体”に拘り続けたクリエイトの面白みを深く追求している。

作品創作活動は、舞台上での人間同士の関わりの連鎖から生まれる出来事に拘り、舞台作品のリアルな感情や状態を思考しながら、ダンスによるリアリズムを追求した作品を創作し、発表。『精神と密接する身体は嘘をつくことができない』この考えは、私たちを創造させ、時には破壊され、存在させてくれる。

原作 : 手塚治虫「火の鳥 黎明編」より
HIxTO舞台作品『Flow』

漫画家・手塚治虫の名作「火の鳥 黎明編」をコンテンポラリーダンスと言葉で舞台化。バレリーナに心を奪われペンを走らせた手塚のように、我々ヒクトは、舞台上に身体を走らせる。この 時代を生きる身体のフロー(流れ)は、舞台上で私たちの確かな存在の在り方をダンスする。今を生きるわたし、あなた、わたしたちにとって「火の鳥」とは何だろうか。

むかしむかし、不死身だと言われている火の鳥の生き血を飲むと、年もとらないし死にもしないと言われていた時代。永遠の“いのち”を手に入れるためにひとびとは火の鳥を求めた。そして、ひとびとは争った。…

Flow=流れ、流動、循環
生命の循環や分子の流れ
命の進む様、流動する人々の群れ
ダンス的身体の浮遊感、流れるような軌道
​導かれる身体

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治虫  :  原作

治虫は、1928年11月3日、大阪府豊中市に3人兄弟の長男として生まれ、5歳の時に兵庫県川辺郡小浜村(1954年に宝塚市となる)へ引っ越した。その後、上京するまでそのまま宝塚で過ごした。
開放的な家庭に育ち、漫画とアニメーションに親しみ、機智に富んだ想像力豊かな少年であった。
また昆虫をこよなく愛し、ファーブルを思わせる少年でもあった。自身のペンネームに「虫」という字を当てたことでも、その興味の程がわかる。
戦争体験から生命の尊さを深く知り、医学の道を志して後年医学博士になるが結局彼自身が一番望んだ職業を選んだ。
すなわち漫画家、アニメーション作家である。手
治虫が創作した漫画とアニメーションが、第2次世界大戦後の日本の漫画・アニメ界、また青少年の精神形成の過程で果たした役割は計り知れない。

​『火の鳥』(黎明編)について

「死とはいったいなんだろう?
そして生命とは?
この単純でしかも重大な問題は、人類が有史以来とりくんで、いまだに解決されていないのだ。」

黎明編  1967/01-1967/11 「COM」(虫プロ商事) 連載
治虫がもっとも情熱を傾け、最晩年まで描き続けた文字どおりのライフワークが、この『火の鳥』です。 最初に描かれた『火の鳥』は、1954年に雑誌「漫画少年」に連載された「黎明編」ですが、これは同誌の休刊とともに未完となりました。 その後、こんどは1956年、雑誌「少女クラブ」に、古代ヨーロッパを舞台とした「エジプト・ギリシヤ・ローマ編」を連載していますが、これも未完となっています。 そして、1967年にみたび新たに稿を起こし、長編『火の鳥』の実質的な序章となったのが、雑誌「COM」に創刊号から連載された、この「黎明編」でした。 独立した物語が、歴史の両端から交互に語られて、それぞれがつながりを持ち、だんだんと作者の死亡時刻に近づいて、作者が死亡した瞬間に完結するという構成でした。

公式サイト  https://tezukaosamu.net/jp/

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庄 波希  :  構成・演出・振付

演出家、ダンサー、HIxTO代表。1995年宝塚市に生まれる。幼少期にダンスを始め、大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業。罹病体験をキッカケに、身体表現を手段とした生きるを問う作品を創作する。

2023年に『night 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より』を上演し、次回作について思いを巡らす中、僕にとって生命や人間といったテーマは常に外せないものだった。そこで浮かんだのは手塚作品の「火の鳥 」。僕は兵庫県宝塚市出身なので、幼少期から手治虫に馴染みがあり、手治虫の漫画を読む機会も多かった。作中、争いの中ナギは「おれは死にたくないだけなんだーッ」と叫んだ。この無垢な叫びや手作品「火の鳥」の生命の問いは、この私たちの身体をフローさせ、ダンスさせ、舞台芸術を創造させる。あの日、漫画をめくった疾走感をそのまま舞台化したい。その疾走感、目の前で起こっている舞台上での出来事、ぜひ体感してほしい。​

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石本興司  :  ドラマトゥルク

大阪芸術大学 舞台芸術学科 准教授

『flow』より『火の鳥』へ

生物化学者ルドルフ・シェーンハイマーによれば、生物によって食べられた物は粒子と なって、その生物のさまざまな部分と置き換えられていくという。身体と食物の関係は自 動車とガソリンのそれではない。我々の体は新たな生命を受け入れることで絶えず入れ替 わっているのだ。ここに食物連鎖や食物網といった関係を重ねると、「粒子」が個体の中 を、個体と個体の関係の中を流れ動いていく動的なイメージが浮かぶ。根源的なものとし て想える「生命」を、このような“流れ”そのものとして捉えることもできるだろう。生 命とは“流れ”でもあるのだ。

漫画『火の鳥』は、悠久の時間を背景とし、十数編を企みに構成して、この「流れとし ての生命」を描き出した。一方、舞台公演である『flow』は、このような大河のごとき 『火の鳥』に比すと眼前を流れる小川のようなものかもしれない。ただ、その性質として、 「舞台公演」はいつでも「行く河の流れ」(『方丈記』)である。どの瞬間においても 「絶えずして、もとの水にあらず」、浮かんでは消える「久しくとどまりたる例なし」な 出来事だ。HI×TO(ヒクト)は、漫画『火の鳥』より裾分けされた「流れとしての生命」 をこのような「舞台公演」という器に流し込んでみたいのだ。本流に流れ込む支流なのか、 本流から分かれ出たそれなのか、いずれにしろ、ささやかな水の流れであろう『flow』は 部分から全体を、小川から大河へ流れ続く(逆流する?)ことを夢見る。そして、観客の みなさんが細流に目をこらし、せせらぎに耳をすませるとき、おそらくそれは可能となる。

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4/29開催 出演者オーディションより11名が合流
flowプロジェクトメンバーが集結し、創造へと向かう

チケット(全席指定)

 一 般             4,000円

 アミティ友の会    3,000円
※4歳未満膝上鑑賞可(席を利用する場合は有料)

​チケット発売 5月16日10:00〜

18 歳以下無料招待・付添半額チケット(要申込・数量限定)
詳細は西宮市文化振興財団 HP(https://nishi-bunka.or.jp/) または
予約ページをご覧ください。

​※チケット発売 5月24日〜

​チケット予約

 スマホ・PC  
​       チケット予約ページはこちら

※各種クレジットカード決済可/コンビニ決済(要手数料)可

 窓口   

西宮市民会館 0798-33-3111(火曜休館 9:00~19:00)

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​会場

西宮市民会館  アミティ・ベイコムホール
〒662-0918 兵庫県西宮市六湛寺町10−11

お問合せ

(公財)西宮市文化振興財団   TEL 0798-33-3146
(土・日・祝を除く 9:00-17:30)

キャスト&スタッフ

原作 : 手塚治虫「火の鳥 黎明編」より


構成・演出・振付 : 庄 波希


ドラマトゥルク : 石本 興司

出演 : 井場 美穂、岩田 志陽、衛藤 桃子、小川 満里奈、川上 真、國友 渚紗、ciel△、階戸 ひめの、篠塚 美沙、仙人、仙波 晃典、平 直樹、田中 結

   張 紫璇、津田 和輝、中村 ちはる、中本 遥南、長谷川 陽菜、ふくい さほ、森 楓、もり ふみこ、森田 学、吉岡 宙、渡辺 明日香        

音響 : 株式会社 夢咲


照明 : 十河 陽平


舞台監督 : 高橋 秀彰

​宣伝美術:小堀 愛永 

制作サポート : 川原 美夢、吹田 奈穂子
 

企画・製作 : HIxTO

企画協力 : 手塚プロダクション

主催 : ( 公財 ) 西宮市文化振興財団、HIxTO

共催:西宮市
 

助成 : 令和 7 年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業

※本ページ内の、手塚治虫/手塚プロダクションの「塚」は、「塚(てんあり)」が本来の表記ですが、ご覧の環境によって正しく表示されない可能性がございます。

​HIxTO

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